パルスパワー(パルス大電力)という瞬間的な強い力は,生体が経験したことのない「刺激」または「ストレス」です。
このパルスパワーを用いて生体の応答や挙動を制御できないか、ということに私たちは強い関心を持っています。
パルスパワーを適当な条件で動物細胞に印加すると、特定の薬を使ったときにのみ起こるような生体応答や、これまで見たこともないような現象が細胞の中で起こります。
ということは、パルスパワーというユニークな物理刺激は,薬の代わりに使えるかもしれませんし、新しい生命現象を引き出すためのツールとして医療に応用できるかもしれません。
パルスパワーが生体にどのように作用し、また、生体がどのように応答するか、というナゾの解明に私たちは取り組んでいます。
さらに、 このパルスパワーのユニークな生体への作用を産業に応用する研究にもチャレンジしています。
こういったいわゆる強電(電気工学)と生命が融合した分野を「バイオエレクトリクス」といいます(バイオエレクトロニクスではありません)。
私たちは,電気電子工学をバックボーンとして医薬系、農業、食品分野の方々と連携して研究を進めています。
※ 技術相談や共同研究に関するお問合せを随時受け付けています。気軽にご相談下さい。
ニュース
2021.04.08更新
- 2021.04.08

- 2021年度応用バイオエレクトリクス研究スタート
沖縄から大学院に入学した金城君と新卒研生6名(石松、角屋、児玉、佐藤、宮ア、藤田諸君)を研究室に迎え、2021年度の研究がスタートしました。
- 2021.03.27
- 2021年度 新卒研生のみなさんへ
当研究室に関心の有る方は右の動画を御覧ください。 ⇒夢ナビ
さらに深く関心を抱かれた方は右の動画も御覧ください。 ⇒JST新技術説明会
もっと詳しく話を聞きたい方は勝木(katsuki@cs.)あてにメールを下さい。お待ちしています。
- 2021.03.27
- 巣立ち
卜部玄君が博士として巣立ちました。
修士5名(緒方拓海、岡本修治、豊満陽希、中村剛丸、宮ア大貴)と学士6名(梶原賢士、後藤慎、田中温、貫寛隆、花田航希、松永和也)が社会に巣立ちました。活躍を期待しています。
- 2020.02.20
- 修論試問会、卒論発表会
修士5名(緒方拓海、岡本修治、豊満陽希、中村剛丸、宮ア大貴)が2年間の成果を発表しました。
引き続いて、卒研生6名(梶原賢士、後藤慎、田中温、貫寛隆、花田航希、松永和也)が卒業研究の成果を発表しました。ご苦労様でした。
- 2021.02.01
- 論文発表
卜部玄君(大学院博士後期課程3年)等が取り組む「高電界パルスはリポソームの出芽を促進する」に関する研究論文が
国際学術誌 Bioelectricity に掲載されました。
- 2020.06.10
- 論文発表
卜部玄君(大学院博士後期課程3年)等が取り組む「超高電界パルスはトランスサイレチン凝集体の分解を促進する」に関する研究論文が
国際学術誌 Scientific Reports に掲載されました。
- 2020.04.06
- 2020年度 新卒研生のみなさんへ
当研究室に関心の有る方は右の動画を御覧ください。 ⇒夢ナビ
さらに深く関心を抱かれた方は右の動画も御覧ください。 ⇒JST新技術説明会
もっと詳しく話を聞きたい方は勝木(katsuki@cs.)あてにメールを下さい。お待ちしています。
- 2020.03.24
- 2020年度勝木研スタート
コロナ禍の下、新体制で研究室の活動を開始しました。