Javaのキャッシュの設定について


  声道の形状を変更して音声合成を行った場合に,変更前の合成音が再生される場合があります。ブラウザの種類(Java)やネットワークの通信速度により症状は一定ではありませんが,Javaのキャッシュに残された古い音声ファイルを参照するために発生します。ここでは,そのような状況を防ぐためのキャッシュの無効化について説明します。

 Microsoft Windows でのJavaキャッシュの無効化の方法

   Windowsのデスクトップ画面から
スタート → コントロールパネル → Java
と選択します。
Javaのアイコンが表示されず,「作業する分野を選びます」の画面が表示されているときには,ウィンドウ左側の「クラシック表示に切り替える」を選んでください。Javaを含めた複数のアイコンが表示されるはずです。

Javaのアイコンをクリックすると「Javaコントロールパネル」のウィンドウが開きます。以後は
「基本」のタブをクリック → インターネット一時ファイルの項目の「設定」をクリック → コンピュータに一時ファイルを保持しますのチェックを外す → 「了解」 → 「了解」
で設定は終了です。


 Mac OS X でのJavaキャッシュの無効化の方法

   Mac OS X では
Macintosh HD → アプリケーション → ユーティリティ → Java
と選択します。

このフォルダ内にある「Java X.X.X プラグイン設定」(X.X.Xはバージョン表示で,ユーザの環境で表示は異なります) のアイコンをクリックすると「Java Plug-in コントロールパネル」のウィンドウが開きますので,「キャッシュを有効」のチェックを外します。「適用」ボタンで確定して設定は終了です。

使用環境によっては,「Java X.X.X プラグイン設定」ではなく「Java Preferences」のアイコンをクリックして設定します。


 Linux でのJavaキャッシュの無効化の方法

   デスクトップ画面のメニューから
システム → 設定 → Java
と選択します。
Javaの「Java Control Panel」が起動し,「Javaコントロールパネル」のウィンドウが開きます。以後は
「基本」のタブをクリック → インターネット一時ファイルの項目の「設定」をクリック → コンピュータに一時ファイルを保持しますのチェックを外す → 「了解」 → 「了解」
で設定は終了です。

使用環境によっては,上記のように「Java Control Panel」が表示されないかもしれません。システムにJavaがインストールされているならば,そのコマンドのディレクトリ,例えば"/usr/java/jre1.6.0_10/bin"のディレクトリに「ControlPanel」という名前のコマンドがあるか調べ,あればこれを端末から実行してください。「Javaコントロールパネル」が開くと思います。著者の環境では,「ControlPanel」は「jcontrol」という実行コマンドにリンクされています。

「ControlPanel」が見当たらない場合は,プラグインがインストールされていないかもしれません。「Javaプラグインのインストール」のページにインストール方法は載せていますが,スキルを要しますので,そのシステムの管理者やLinuxに詳しい方に相談した方がいいでしょう。